地震が発生したら:発生シーン
地下街地下鉄にいた場合
地下街は地震に対して比較的安全だとされています。
地下街での地震の揺れは地上に比べて半分以下となり、一般的に地下の方が地上よりも被害が小さくなります。
東日本大震災では、地上を走る鉄道は、駅や高架など多数の被害を受けましたが、仙台市地下鉄では大きな被害はほとんどありませんでした。
又停電に対して非常用電源に切り替わるため、真っ暗になることはありません。
一方で大地震の際は、地下での狭い空間という心理的な恐怖感からパニックになることが多く、多くの人が一斉に地上に上がろうとする傾向があります。
地下街で地震に遭遇した場合は、地上よりも安全であることを思い出し、パニックとなった群衆をさけて時間をおいて避難することが重要です。
但し、地下街は水害には弱いので、沿岸部など地震による津波の被害が想定される場所であれば、急いで地上の高台に避難することが大切です。
地下鉄に乗っていた場合
地下鉄に乗っている時に大地震が発生した場合、地下鉄路線沿いに設置している地震計が揺れを検知し、全ての列車が緊急停止します。
震度4 | 時速55キロ以下で次駅または先攻列車の停止位置で停車安全確認ができれば運転再開 |
震度5弱 | 時速25キロ以下で次駅または先攻列車の停止位置で停車安全確認ができれば運転再開 |
震度5強以上 | 係員が点検をし、安全が確認できるまで運転を中止 |
安全が確認されると運転を再開することになっていますが、巨大地震発生時に電気設備が正常に動作するとは限りません。
そのまま停止ということもあり得ます。
そうなった場合、乗務員の指示に従い、最寄の駅まで歩いて移動することになります。
地下鉄はレールのすぐそばに電流が流れている路線もあるために、必ず、乗務員の指示に従うようにしてください。